スパイ版はじめてのおつかいというか、「理系の大学で優秀な成績を修めた人が就職先で営業職に就かされたらどうなるか?」を見ている気分だった。
予告でも見られる絵的にハデな爆発があるけど、彼の本職であるオフィス業務と周囲の人が言う「IQ170」の頭脳からそのような爆弾の使い方が導き出されるとはどうにも思えず…IQ170の人って本当にこんな方法採るかなあ、と、謎の解釈違いを起こしてしまった。
しかも劇中で「IQ170」をやたら強調してくるので、一周まわってバカっぽく聞こえてくる。
諜報員っぽさで言えばインクワライン氏のほうがそれらしく見えた。氏と比較すると主人公の初心者っぷりがますます浮き立っていく…
大丈夫かなこの人、ちゃんと一人で復讐できるのかな、と、話が進むにつれて遂行面での不安が増していった。
とはいえ、「人はいつまで初心者なのか」は、ハタから見ても案外分からないものなのか。
ハラハラさせつつ何だかんだ復讐のほうは順調に進んだ。
どこか日曜洋画劇場っぽさを感じる作品だった。
主人公に都合よくコトが運びすぎなのかも。
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