奇しくも上映前の予告が金カムだった。
そういえば白い粉をキメた熊さんが人を襲う映画の時もそうだった。
ロシア人と戦ったことがあり、異様な強さと生きることへの執念深さから「不死身」とあだ名され、軍服を纏ったむくつけき野郎達と金塊のうばい合いをくり広げる、強さの質がもはや荒唐無稽な領域で90年代の筋肉映画を彷彿とさせる──フィンランドが舞台の作品。
「ナメてた相手が実は物凄く強い◯◯だった!」系だけど、敵がナチス、ジャンル映画のフリー素材的な記号じゃない、ちゃんとしたナチスで……彼らもなかなかしぶとく、最後まで善戦したのが良かった。
リアリティは無視、とにかく映像でフィンランド男のSISUを見せつけるぞ、なんなら女も強いんだぞ、と。
思わずナイスファイト! と言いたくなる映画だった。
0 件のコメント:
コメントを投稿