2024-09-25

20240317 デューン 砂の惑星PART2

  デューンは衣装目当てで観に行っている。

 あとは旬の役者さんが贅沢に投入されるからソレ目当てで。金かかってんなあと思いながら観ていた。

 オースティン・バトラーが出ると告知があって楽しみにしていたら、噛ませキャラのような扱いであまり見られなくて残念だった。

 しかしここまで豪華すぎると、親族どうしの設定で「何処そこの血筋が~」と言っていたりするのに顔が全然似ていないという現象が起きてしまっていて、髪が生えてる側の家系も何かしら統一感を出せる要素を加えてもらえないものか、と思わなくもなかった。

 ストーリーを追うことにはこだわらずに観ているシリーズなので、続編も衣装とキャストを楽しみにしている。



2024-09-24

20240309② 羽生結弦 notte stellata 2024 ライブ・ビューイング

  映画館での上映予定時間が16:00~19:00と長めで始まる前はちょっと怯んだが、実際は途中20分間の休憩(兼整氷タイム)込みで18:15閉幕だった。19時までというのは進行が押した場合の余裕をもった枠だったのかもしれない。

 尺が短いように思われるかもしれないが、公演の内容はかなり充実していると感じた。

 出演するスケーターが多いしとにかく豪華。それぞれの強みを生かしているから幅広い演目に触れることができる。だれが観ても何かしらお気に入りの作品が見つけられるのではないだろうか。私は宮原知子さんのコレオにとても惹かれた。

 主役の羽生結弦は「ザ・王子様!」って感じ。テレビで試合しか見たことがなかった自分にはあの映像演出が見慣れないもので、何だかこそばゆくて落ち着かなかった。彼のファンはあれくらいキラキラしたものが丁度いいんだろうか。


 ゲスト出演で言えば大地真央が大活躍していた。後半に至っては普通にステージで歌って踊る大地真央が見られた。もはやスケート関係ない。スケート観に行ってレビュウが始まるのは、なかなか不思議な鑑賞体験だった。

 フラフープを回しながらスケーティングを披露する女子スケーターさんもおられて印象的だった。のだけど、アレはストーリーを絡めた演出とかできなかったんだろうか。照明とフープの色が変わるだけだと惜しい感じもした。


 アイスショーは以前べつの団体の公演を長野で観たことがある。宿泊地を気にしつつ現地まで移動して鑑賞するのもそれはそれで良かったが、言うて映画館のほうがチケット代は手頃だし、画面が大きくて見やすいし、寒くないし座席がふかふかでケツも痛くならない。

 特に推しがいるわけでもないので映画館でも充分楽しめるなーと今回思った。


 

20240309① 愛と哀しみのボレロ

  面白かったけど、登場人物が多すぎて途中から誰が誰だか分からなくなってしまった。


 ジョルジュ・ドンがボレロを踊る映画なのは知っていたのだけど、

「バレエダンサーのルドルフ・ヌレエフをモデルにした架空のダンサー、セルゲイ・イトビッチ役を演じるジョルジュ・ドンがボレロを踊る」

 というややこしい設定で最初は混乱した。どこからどう見てもジョルジュ・ドンだし、そもそもボレロの振付けはヌレエフじゃなくてベジャールだし、ヌレエフの伝記映画だと『ホワイトクロウ 伝説のダンサー』を観たことがあったものだから亡命シーンの演出が違いすぎてそこでも驚いてしまう。

 ジョルジュ・ドンがやるとかなりアクロバティックな亡命になるんだな。




20240301 アーガイル

  割と最近まで映画監督のマシュー・ヴォーンとバレエ振付家のマシュー・ボーンを混同していた。映画館で『キングスマン』等の予告編だけは目にしていて、振り付けしながら映画も撮れるなんて凄いなあって……

 こういう時ボッチでよかったと思う。勘違いで人前で恥をかかずに済んだ。


 なにげにマシュー・ヴォーン監督作は一つも通ったことがなかった。

 SNSでファンアートをよく目にしていたからかもしれないが、なんとなく「女性ウケが良い」イメージがある。キャラデザと色彩が特徴的で頭に残りやすいビジュアルを作れる人なのかなあ、と。


 大人気スパイ小説の結末を書くのに煮詰まって旅に出た女性作家が、「小説の内容がリアル過ぎるから」という理由で本物の諜報機関に襲撃されてしまう、というお話。

 彼女の書いている物語は劇中でも映像になっているのだけど、スパイものに限らず、小説を読んでる最中は勢いで受け入れたが画づらにされると中々ヘンなことになってる瞬間があるのは納得だった。マオカラーで変な髪型でスパイとか、そのまま映像にしちゃダメなやつ(笑)。

 主人公の鈍くささが何やかやキュートだったし、彼女を守るサム・ロックウェルの大人の色気が堪能できたのもあって大変好ましく感じた。

 見た目やキャラの動きだけでなくアクションもたくさん観られてよかった。

 終盤の「アイススケート」の一連の動きが爽快で忘れられない。一体どんな競技なんだ、さすがにそれで行くのは無理があるだろ! って突っ込みたくなったけど、やりたい事は分かるしじっさい映像にされたら面白かった。このシークエンスだけで元がとれたと思う。


 クロスオーバー化されると追うのが面倒くさくなるので「単発で観てみたら楽しかった」のままでいて欲しい気もするが、今後どうなるんだろう。