あと、めちゃくちゃ泣いた。
結局どっちだったのか? を考察して正解を見つけるような、謎解きとして読み解くようなタイプじゃない気がする。
観る人に向けて、
「あなたにもこんな存在がいるのだと、信じてもいいし、信じなくてもいい。
いるなら好きに名前をつけて愛せばいい」
と、あえて余白を残しておいたのかなあと思った。
信じたい人の気持ちもわかるし、科学の正しさを通したい人の気持ちもわかる。幽霊なんていないよ、ただのプラズマだよと言われても、なら幽霊はプラズマでできているんだねと両方受けとめたい。
今はスピリチュアルだ妄想だと言われているアレコレも、いつかは科学で証明できる日が来ると、自分ならそう考える。
個人的には、彼女はあの選択をしたことで他者との関わりを断った・諦めたように見えた。
頼れる先がないわけだから、全然ロマンチックな話ではないと思う。
やりきれなくて泣いた。
しかし彼女にとっては、物語と心中するのはむしろ本懐を遂げる想いだったかもしれない。
髪型やファッション、自宅の内装を見るに、かなりこだわりが強い女性だった。あれ絶対メンドクサイ女だ。皆が選ばない方を選んで孤立した自分を誇りにさえ思っていそう。
顔がティルダ・スウィントンだから映像として綺麗なのであって、実際こんな女がいたらかなりメンドクサイはず(笑)
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