TVゲームにそこまで馴染みがない、マリオもほとんどやったことがない自分には、正直観るのがしんどかった。
キャラクターの性格が苦手。
とくに主人公が情けなくて受けつけない。普段の仕事ぶりの不甲斐なさと、そういうゲームだから仕方ないけどアイテムに頼らないと何もできないところが、見ていていい気分がしない。
敵の描き方もイマドキが過ぎるというか。独りよがりな態度(有害な男らしさとかいうアンチ体育会系のノリ)を子供向けコンテンツで扱うのが何かちょっと気持ちわるい。
こういう意味での等身大の男性は求めてない。
あとは音楽の使い方。懐メロを盛り込む演出を他でさんざん見たので、「またか」となった。
ただ、周りの観客が楽しんでいる様子はとても伝わってきた。
座席で身を乗り出してるような人も視界の端でとらえた。
「そうそう、あのステージのこの仕掛け、乗り越えるのに何度もやり直して。大変だったんだよね」
と言わんばかりで、本当に夢中で見てるのが伝わってきた。
世界中にプレーヤーというかファンがいて、そのファンに向けて作られた映像だと思えば、なるほどそういう切り口なら私がハマれないのは仕方ないのだと納得がいく。
世界規模でキッズの心を掴んだゲームだから実現できた作り方って感じがした。
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