公開から3週でみるみるうちに上映館が減っていって、間に合うかかなり焦った。
週末を待たずに木曜日のレイトショーにて鑑賞。同じ回の観客は私含め4人しかいなかった。
古代ローマの歴史とシェイクスピアなどの古典をベースに、昔のSFを混ぜこぜにしたような世界観で、アダム・ドライバーが無双する話。そういえば『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』も紆余曲折を経てアダム・ドライバー主演で作られていたなーと思った。アダム・ドライバーは最後の砦か何かなんだろうか。
字幕は戸田奈津子。
あの「~~なので?」といった独特な言い回しを2時間も眺めていると、戸田奈津子ももうかなりの高齢だし、なっち字幕の映画もいつまであるか分からんし、そういう意味では貴重な鑑賞体験なのかも…と思えてきて、一周まわって嚙み締めるように観ていた(内容はさっぱり入ってこなかった)。
自分にはゆったりとしたテンポ感がかなり退屈に感じられたが、80代で長編映画を作りあげた熱意が凄いのだと思って、頑張って最後まで観た。
理想郷に描かれた「黄金色にかがやく動く歩道」だって、監督と同じくらい高齢になってから観れば「スゲー発明だ!!」と感嘆できるのかもしれない。
還暦を迎えるまでこの作品を覚えていられるだろうか。
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