9月9日は、前年の夏に上総一ノ宮の玉前神社で授かった御守を返納すべく参拝を予定していたが、台風の影響で鉄道が運休となってしまいリスケに。
漂着したデメテル号から発見された船長の遺体の異様さ。
航海日誌をひもといて見えてくる乗組員の絶望的な状況。
最後は誰も助からない。
原作既読でこの章が凄惨な結末を迎えるのを知っていたから、映像化したらさぞかしシンドイことになるだろうと興味がわいた。
映像になると、海に囲まれ逃げられないことを強く意識させられた。
当たり前だけど舞台はずっと船の上。
それと本編の7割くらい画面が暗い。昼間のパートもあるけどほぼ夜。
ある意味ぜんぜん代わり映えしない景色が続くのに、夜ごと誰かしら殺されるものだから、一人また一人と消えていく船員の顔を思い出しては「また夜が来るのか」とどんよりした気分になっていく。
怪物はどこから襲ってくるか分からないし、突然でかい音でビックリさせる演出が多用されているのもあって心臓に悪い。
いつ来るかいつ来るかと体を強張らせてしまい、思いのほか消耗した。
精神的にも肉体的にも疲弊しながら、それでも勇敢な船乗り達が得体の知れない何かに立ち向かっていく。
後半は原作に則っていない部分も多々あるんだけど、なにぶん原作既読勢にとっては彼らの抵抗はそのまま助走つけて全滅しに行ってるようにしか見えず、足掻けば足掻くほどむしろオイシイという不思議な感覚で観ることになった。
ドラキュラの見た目は好みが別れるかもしれない。狡猾さ残忍さに全振りしてて全然イケメンとかじゃないから(笑)
ああいうビジュアルって、信心深い人や神話を嗜んでいる人には恐ろしい悪魔に見えるんだろうか。
自分はそういうのに疎いせいか、ナメック星人みたいだと思ってしまった。
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