劇中の未来では貴重になってしまった食べ物を、おじいちゃんがそれはそれは美味しそうにいただく姿がとっても可愛い映画だった。
この感想をまとめているのは2024年の10月上旬で、ちょうどニュースではスイスの「サルコ」の使用が中止になったと報じられている。
『ソイレント・グリーン』には、サルコよりも立派な装置が登場していた。
至れり尽くせりの演出に包まれて死出の旅へと送り出してくれる場面はちょっと感動的ですらあった。
少なくとも終活用マシンについては時代が追いついた。演出しだいでは装置を使うのもアリかな……なんて思いそうになる。
この先やって来るかもしれない食料難の解決法に、原材料不明のあやしいシャキサクという選択肢が挙がることも、あのおじいちゃんが安らかに逝く場面を見た後では「絶対ない」と言い切る自信がなくなってくる。
味が良ければいけそうな気がする。
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