タイトルは花火大会だけれど、打ち上げを開始する“まで”の部分が全体の6割ほどを占めていて結構ボリュームがある。
まずは長岡のなりたちを学ぶところから始まる。そこから?! と面食らったが以降で歴史と花火大会が密接に関わってくる部分があるため外せないみたいだ。
戊辰戦争、米百俵の精神、山本五十六、空襲、シベリア抑留などを学び、震災の被害までを振り返る。
その歴史を踏まえて、慰霊・鎮魂・平和への祈りといった側面をしっかり見せつつ、当日の花火大会を迎えるという構成。
花火は終盤30分で画面に収まりきらないほどの迫力で披露された。
音楽もあいまってとても感動的。
待ちに待った花火大会パートが大変感動的でそこは良かったんだが、本編で気になる箇所もなくはなかった。
全体的にテロップが下段に小さく表示されるのが見づらい。
それとロシアでの花火大会が見るからにイメージ映像なのにことわり書きがなくて誤解を生みそうだった。
中盤の劇の録画も長すぎると感じた。先の大戦の悲劇を繰り返さない~的なメッセージに重点が置かれた、学生さん達による劇のダイジェストが流れるのだが、おそらく全演目を公平に見せようとして切れなかった事情があったのだろう。変に長くて浮いてしまっていたように思う。
花火大会の映像をただ流すだけではアッという間に終わってしまいそうだが、その土地ならではの要素を盛り込もうとするとノイズにねりかねない。
地域おこし映画も難しいものなんだなと感じた。
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