もしかすると、クリヘム(というかクリヘム出演作)が自分には合わないのかもしれない。
車や登場人物のデザインこそデス・ロードよりもおとなしめだが、オーストラリアの大地で繰り広げられるハードな物語なのは変わらず、乗り物アクションとしても物理的な危険を感じられて面白いは面白かった。
しかし、繰り返し観たいというほど盛り上がりもしなかった。
ディメンタスのキャラがどうにも引っ掛かってしまう。
クリヘム演じるディメンタス将軍は、無理して狂人やってる感じ。デス・ロードのようなマッドに染まりきった世界に浸りたくて観に行った者としては、演者ご本人の人の良さそうな雰囲気も含めて何かあの無理してる感じが余計なものとして映った。
あれがもし「他のヤカラより強いには違いないがイモータン・ジョーほどではない」と言いたくてのキャラづけだったのだとしても、本作にはハマれなかった。
それと、ジャック(中盤から出てくるウォー・タンクの運転手。フュリオサがシタデル内で唯一信用した男性)のくだりがやたら長く感じられて、気分が中だるみしてしまった。
最後のあのオチは好き。
壊すよりも創ることのほうが、何であれ難しいなと思った。
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