吹替版のアレスはプログラムに音声ソフトのイイ声のっけました的な雰囲気があった。
ディリンジャーの孫なら、効率を求めて「声のトーンなんかいらない」と答えそうな気がする。転送前のアレスと会話する際はチャットを使っていたくらいだし。
それと、学習を早めるために罰も与えていそうだなと思った。現実世界に出力されたアレスやアテナは、体が限界を迎えて崩壊するときに絶叫していて、あきらかに苦痛を感じているようだった。
中盤の、アレスが生まれて初めて嘘をつく場面が好きだ。
表情ひとつ変えずに、またほとんど棒読みで、あまりにもヘタな嘘をつく。当人からすれば冷や汗ものなんだろうけど(汗かかない)、それまでのスマートな会話をしていた口からしょうもないことを口走るチグハグさが微笑ましかった。
長男アレスも長女アテナも創造主に忠実に従っていたが、今後もし新しいプログラムが登場することになったら、人間をあざむいたり人間を従えるプログラムなんかも出てきたりするんだろうか。そう思ったら、まだまだ息の長いシリーズになりそうな気がした。
2度目の鑑賞にもなると、チェイスシーンの繰り返しにやや飽きてしまった。
乗り物やサイズ感は違うので話が進むにつれて迫力は増すが、いずれも夜とか暗い背景に赤みの強いネオンカラーが走るのは同じで、これが2D版で観ると変化に乏しいように感じられた。
私も3Dで観ればよかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿