鑑賞前はステロイドの恐ろしさでも題材にしているのかなと思っていた。じっさい副作用の描写もあるにはあったが、どちらかと言えばいわゆる弱者男性の哀れな姿を切り取る要素が強かった。
日本でいうところのなろう小説で作家を目指す何かパッとしないオタクみたいな人が主人公、だがアメリカなので、作家ではなくボディビルダーとして「何者かになりたい」をやっている陰キャの物語。
しかし(本人的には)頑張っているが筋肉はデカくならない。いつからか分からないけど薬物にも手を出した、それでも結果が出ない。当然のように女の子からもモテない。せっかく食事に誘われてもロクにエスコートもできず自分の趣味の話ばかり…。社会人としてあるまじき勤務態度も見られ、あまりの痛々しさにめまいがしそうな描写のオンパレードだった。観ながら何度も「うわぁ…」と思った。
あげくの果てには憧れていた白人男性からのあの扱い。
それでもホアキンジョーカーみたいに壊れきることもできず、夢に固執したまま映画は終わってしまう。すごいバッドエンドだった。
でも無事に公開されてよかったと思う。アメリカ人って何だかんだ皆イケイケなイメージあったから、あの国にもああいう感じの人がいるっていうのが面白かった。
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