9月6日に字幕版を鑑賞済みで、これが2回目。
初めてエイリアン作品に触れる若い人、劇中の登場人物と同年代の人達の気持ちを想像しながら観ていた。
世代によっては『エイリアン』のフランチャイズを観たことがなくロムルスが初めてという方々もおられると思う。
私も初めて観たプレデターが『ザ・プレデター』だったクチだけど、そっちの観点からするとロムルスってチュートリアルとしてはかなり親切だなと感じた。
劇中の彼らはいわば親ガチャがハズレだった人々だ。生まれた星もハズレ、親も貧しくてハズレ(と思ったりはしないだろうがハタから見ればそんな感じ)、本人たちの就職先もハズレ。
劣悪な環境のもと使い捨てられていくだけの人生、そりゃあ会社の規則を振り払って新天地を求めたくもなるだろう。
この世の不条理を体現してきたウェイランド・ユタニ社のロゴがちょいちょいチラつくことで、あの会社がシリーズの悪役を担っているのがよく伝わるようになっていたと思う。
エイリアンのシリーズとしての良し悪しは観る人の価値基準によって変わってくるので何とも言えないけれど、若者を襲う理不尽さとそれを生み出した象徴たるウェイランド・ユタニのロゴは相性が良いんだなーと思えたんで、トータルでは「悪くなかった」って感じ。
でもちょっと物足りなく感じたのも否定できない。
最後のアレができちゃったのが事故だったみたいな流れなのも、不満といえば不満。
研究内容がもっと非人道的だったら良かったのに。
0 件のコメント:
コメントを投稿