大人の絵本とかにありそうな話だった。
あらゆる生物の臨終の間際に現れて最期の幕を下ろす役をつとめる…デカくて赤い鳥が出てくる。
ある日、いつものように“声”を察知した鳥は、重病の少女・チューズデイと出会う。チューズデイは鳥を見るなり自身の状況を悟り、母親にお別れの挨拶をしたいと猶予を乞うのだが…そこからどんどんトンチキな展開が繰り広げられていく。
鳥さん自身このイヤな役回りに心底うんざりしている様子だけれど、真っ赤な羽とユニークなキャラのせいか、暗くならずに観ることができる。
チューズデイのお母さんが本格的に絡みだしてからのマンガみたいなありえん描写がなんとも不思議な雰囲気。
途中から目に見えて分かりやすく死にかけの生き物がたくさん出てくるので、グロいの苦手な人にはちょっとキツイかもしれないんだけど…。
とはいえ、どんなに辛くてもお別れは受け入れなければならない。そういう現実の部分もしっかり描かれていた。
ただ単にヘンテコな世界観を見せて終わりにしないところが素敵だった。
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