どんな話なのか知ってるし以前のリバイバル上映も観ていて大きなスクリーンでの鑑賞感も把握していたのに、冒頭のドローンのくだりでもう泣きそうだった。
長男は相変わらず影が薄かった。演じたのがティモシー・シャラメなのが未だに信じられない。地味だ。
終盤でマーフが幽霊の正体に気づくくだりが分かりづらかった。
重力にかんするデータが足りなくて計算に行き詰まる→手掛かりはブラックホールの中にある(人間が踏み入ることは不可能っていうか落ちてみたところで情報を持ち帰ることができない)→移住先の候補となった星の付近にはガルガンチュアがある→父親はガルガンチュアのそばまで行っている→重力といえば過去にクーパーが子供部屋で話していたことが⋯
→「パパは重力のデータを得るために、自らブラックホールに突入したのでは」
この一瞬で何故その発想に至るんだ。
それが愛だと言われれば観客も素直にあっハイって受けとめるしかないんだよなあのくだり。
あまりにテンポがよすぎて押し切られちゃう。
映画のハッタリにスピリチュアルではなく重力とか科学を採用されると、リアルに見えて、もしかしたら本当にできるかもと可能性を感じさせるところが受け入れられてるのかなあと思った。
待つ人の気持ちは私には分からない。時間は戻らないし人間だって進み続けているんだから、人って別に戻ってくるわけじゃないと思う。待つ側の人だけ時間が止まったりもしない。ただ、当人たちの進んだ先でまた交わることはあるかもしれない。
どちらかと言えば長男があのあとどうなったかのほうが今は気になる。
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