100分+休憩15分+100分=215分の壮大な物語。
エイドリアン・ブロディが主演男優賞にノミネートしたのは、それだけ演じなければならない年齢が幅広く、演じ分けをしっかり見せることができたからかなあと思う。200分以上かけてるんだもの。
まるで伝記映画のようなフィクション。
入場者特典で「建築家ラースロー・トートの創造」というガイドを配布されたのも相まって、うっかり史実だと真に受けそうになった。
世界観も伝記映画っぽけりゃ主題もなんだかイマドキの伝記映画っぽかった。
二部の後半部分で、アメリカ(というか金持った権力者)がいかに悪者であるかを見せつけるための場面がある。
その人は最後に文字通り「消えて」しまい、
残ったのはラースローが建てたコミュニティセンターと彼の家族、姪っ子(とその子孫)だけ。
終盤の描写なんかはもうアメリカの映画で似たような主旨のものがいっぱい出てきたのでお腹いっぱいなんだけど、まだこういうの作るつもりなんだろうか。
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